今回はしょ同盟でも一番よく遊んでいるボードゲーム『ドミニオン』の紹介をしたいと思います。
ドミニオンはドイツゲーム大賞2009などの数々の大会でグランプリを受賞した世界的に大人気のデッキ構築型のボードゲームです。
基本セットの他にも「陰謀」「海辺」「錬金術」「繁栄」「収穫祭」「異郷」「暗黒時代」「ギルド」「冒険」「帝国」「夜想曲」という11種類に及ぶ拡張セットも発売されており、バリエーションが豊富で飽きがこないずっと遊べるボードゲームになっています。
ドミニオンはデッキ構築型のボードゲーム
ドミニオンは場から好きなカードを購入していき自分のデッキを作っていく形式のゲームになります。
基本セットには財宝(お金)や勝利点のカードの他に25種類のアクションカードが用意されており、その中から10種類のカードを選んでゲームをスタートします。
使用する10種類はランダムで選んでも良いですし、説明書におすすめの組み合わせなども記載されていますので、その通りに選んでも遊ぶことができます。
ドミニオンは拡張パックを購入しなくても基本セットだけでもかなりのバリエーションで遊ぶことができます。
場に出てくるカードの組み合わせによって全く戦略が変わってくるので、毎回違うゲームのように戦うことができるのがドミニオンの大きな魅力ですね。
アクションカードを購入して自分のデッキを充実させていく
ドミニオンは最初は全てのプレイヤーが銅貨カード7枚と屋敷カード3枚という決まった財宝カードと勝利点カードを持ってスタートします。
自分の山札の中から5枚を手札にし、財宝カードを使ってアクションカードを購入して自分の山札に加えていきます。
最初の手札に財宝カードが何枚あるかで購入できるカードが変わってくるので、運も重要な要素になります。
勝利点カードを多く手にしたプレイヤーの勝ち
ドミニオンには勝利点カードというものがあり、財宝やアクションカードをいくら集めても勝利することはできません。
財宝やアクションカードの組み合わせで自分好みにデッキを構築し、より多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝ちです。
勝利点カードにも種類があり「屋敷」カードは1点、「公領」カードは3点、「属州」カードは6点という具合に取得するコストに比例して勝利点も高くなります。
基本的には点数の高いカードを購入するのがセオリーですが、ゲームの内容次第ではそうとも言い切れないのがドミニオンの奥深いところですね。
ドミニオンで勝つためにオススメの進め方
ドミニオンは様々な効果を発動するアクションカードが用意されていますので最初は色々試してみたくなりますが、ある程度慣れてきた人には勝つためにオススメしたい進め方があります。
それはゲームの最初にどうやって勝つかのプランを組んでおくことです。
ドミニオンは購入したアクションカードを好きなタイミングで使えるわけでなく、自分の山札から引いてきた5枚の手札からプレイする必要があります。
当然要らないカードが増えると、本当に欲しいカードが手元にくる確率が下がりますし、相反する効果のカードを持っていても意味がありません。
自分のターンには必ずカードを購入するフェイズがやってきますが、そこで「もったいないから」といって要らないカードを購入してしまうと後で後悔することになります。
ドミニオン基本セットのカードリスト
ドミニオンの基本セットに含まれるカードで特に使い勝手の良いカードを一部紹介させてもらいます。
祝祭
カードの効果は
アクション+2
カード購入+1
コイン+2
場に出てきたら絶対に購入するくらい個人的に好きなカードです。
コイン+2の効果があるので、財宝カードの銀貨と同等の価値があり、さらにアクションも増やせます。
またドミニオンは購入フェイズで1枚しか購入できないルールになっているので、仮に財宝カードが手元にたくさんあっても祝祭の効果にある「カード購入+1」などがない限りオーバーした分のコインは無駄になってしまいます。
終盤で手元にたくさんの財宝カードが入るようになったら、祝祭カードでカード購入枚数を増やして一気に勝利点カードを購入することも可能です。
難点としては祝祭カード自身には追加でカードを引く効果がないので、鍛冶屋カードなど手札を増やせるカードと組み合わせる事ができればかなり強いですね。
鉱山
手札の財宝カードを1枚廃棄し、廃棄したカードより最大3コストが多い財宝カードを獲得できます。
要するに銅貨を廃棄すれば銀貨に、銀貨を廃棄すれば金貨にする事ができます。
せっかくの財宝カードを廃棄しちゃうのは勿体無いのでは?という方もいると思いますが、ドミニオンは手札により質の高いカードが来るかどうかが勝利の鍵になります。
そのため序盤で持っていた銅貨も後半には要らないカードになっている事が多いです。
このように要らないカードを廃棄して、質の高いカードのみの構成にすることを「デッキを圧縮する」と呼んでいるんですが、鉱山カードはデッキの圧縮に最適の効果になっています。
地下貯蔵庫
コスト2で購入できて序盤から終盤まで使い勝手の良いカードです。
効果は手札から好きな枚数のカードを捨て、それと同じ数だけカードを引く事ができます。
ドミニオンのルールで序盤から終盤にかけて共通して言えるのは勝利点カードは手札にきてもなんの効果も発揮しないという事です。
(ごく一部のカードとの組み合わせで効果を発揮する場合もあります)
序盤から必ず山札に入っている屋敷カードは邪魔なだけですし、終盤で購入した勝利点カードしか手札に来なかった時はなにも出来なくなってしまいます。
地下貯蔵庫カードはそういった要らない手札を捨てて新しいカードを引いて来ることが可能なカードになっています。
さらにアクション+1の効果があるので次のアクションカードに引き継いでターンを続ける事ができます。
玉座の間
手札にあるアクションカードの効果を2回使用する事ができます。
使い勝手の良いアクションカードと組み合わせると倍の効果を発揮する事ができる夢のようなカードなのですが、意図したカードと一緒のタイミングに手札にきてくれなかったりと結構使い所が難しいカードです。
個人的には苦手なカードですが、ぜひ使いこなして欲しいカードです!
鍛冶屋
山札からカードを3枚引いてくることができます。
ドミニオンは手札を5枚引いてターンを始めるルールになっていますので、追加でカードを引けるとできる事の幅がかなりが増えます。
注意が必要な点は鍛冶屋カードではアクションは増えませんので、鍛冶屋カードを最初に使ってアクションカード引いてきてしまうと使用する事ができません。
アクションが増えるカードと組み合わせるか、財宝カードが欲しい時に使いましょう。
自分好みのデッキを構築して華麗なコンボを決めよう
記事内で紹介したようにドミニオンにはアクションカードを使える回数を増やしたり、山札から引くカードを増やしたりすることができます。
手札の組み合わせが上手くいけば、たくさんのアクションカードを使用し効果を重ねがけして勝利点カードを購入したり、手札を増やして財宝カードをたくさん使うこともできます。
最初に決めた自分の勝利へのプラン通りにゲームが進むと爽快なコンビネーションを決めることもできます。
ドミニオンは勝負をかけるタイミングもとても重要なので、相手プレイヤーより早く自分の理想のデッキを構築して勝利を目指してください!
ドミニオンの基本セットは意外と安価で手に入れる事ができますので、この機会に本格的なアナログボードゲームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
ドミニオンと同じようにデッキを構築していく『ハートオブクラウン』というボードゲームのレビュー記事もありますので、ドミニオンが好きな人はこちらの記事も注目です。
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